積極的に摂りたい3つの栄養素
妊娠中の食事は赤ちゃんの成長への大事な栄養源。赤ちゃんが元気に育つようにおすすめの栄養素をご紹介します。
新鮮な食材、素材を生かした薄味でさまざまな食材をバランスよく摂り赤ちゃんに栄養を届けましょう。
その1葉酸 ~元気な赤ちゃんを産むために~
赤ちゃんの成長には欠かせない栄養源
妊娠前から積極的に摂りたい栄養素です。葉酸は赤ちゃんの先天性疾患の神経閉鎖障害や無脳症の発症のリスクを減らすことができます。葉酸は赤血球の生産を助けるビタミンでもあり、たんぱく質の生合成を促進し、細胞の生産、再生を助ける重要な栄養素の一つです。
葉酸を含む食材
ホウレンソウやブロッコリー、モロヘイヤなどの緑黄色野菜や納豆、イチゴなど
その2タンパク質、鉄分 ~貧血予防、栄養補給~
妊娠中は血液量が増加することで相対的に血液が薄まり、貧血状態になりがちです。
鉄分が不足すると動悸や息切れ、たちくらみなどの症状や、全身の酸素不足のために体も疲れやすくなります。分娩時の不測の出血によるリスクを高めないためにも、タンパク質や鉄分を含む食事をバランスよくとりましょう。
鉄分を含む食材
あさりやシジミ、タンパク質とカルシウムがとれるヨーグルト、大豆食品(納豆や豆腐など)おやつに小魚など
その3繊維質の多い食事~便秘・痔の予防~
妊娠中はホルモンや大きくなった子宮の影響で便秘になりがちです。
繊維質の多い食事や十分な水分補給を心がけましょう。寒天やところてん、海藻類、ナタデココなどの水溶性の食べ物もおすすめです。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌などの善玉菌を増やして腸内環境をよくすることも大事。適度な運動で腸の動きを刺激するためにウォーキングなどで適度に体を動かしましょう。
おすすめ食材
ヨーグルト、豆類、芋類、りんごやナタデココなど
一つの食材を一度にたくさんとらずにさまざまな調理方法で色々な種類の食材をバランスよく栄養をとりましょう。