妊娠中の日常生活で気を付けたいことはどんなことがあるのか、解消法や注意すべきことをまとめました。
適度な運動
適度な運動は安産につながる
妊娠中は血行が悪くなり、体も冷えやすくなります。ストレッチやウォーキングなどの軽い運動で全身の血流を良くし冷えやむくみを予防しましょう。便秘やストレス解消、筋力維持にもスポーツは役立ちます。お腹が大きくなってからの自転車はバランスが取りづらく、転ぶリスクがあるので避けたほうが無難です。自転車に乗る場合は振動がお腹にひびかないような平坦な道を選び、長時間乗るのはやめましょう。
ココがおすすめ
妊娠中は骨盤底筋が低下しがちです。ここの筋肉を鍛えておくとお産がスムーズになり、産後の尿漏れになる確率も低くなります。
喫煙・受動喫煙に注意
空気のきれいな環境ですごそう
たばこは胎児に害悪です。たばこの成分はすべてストレートに胎児に運ばれ、出生時の体重が少ない子が生まれること、周産期死亡率(死産と生後1週間未満の死亡)が高くなること、乳児突然死症候群が起こりやすいことが知られ、また、大きくなってからも知能で劣ることがあるとされています。妊娠したら胎児のためにたばこはやめましょう。母親が吸わなくても、他人のたばこの煙で(受動喫煙)同じように乳児にも悪影響が出ますので、たばこの煙は吸わないようにしましょう。
ココに注意
他人のたばこの煙(受動喫煙)でも同じように乳児にも悪影響が出ますので、たばこの煙は吸わないようにしましょう。
日常生活での注意点
清潔を保とう
衣服はお腹を圧迫しない動きやすい服に、転ぶ心配の少ない疲れにくい靴を選びましょう。そして体が冷えないように気を付けましょう。重いものを持つこと、お腹を圧迫する中腰の姿勢を続けること、お腹が張ってきたり疲れたら座るか横になって休みましょう。無理は禁物です。妊娠中は新陳代謝がさかんになるので、汗もかきやすく、皮脂などが多くなります。毎日シャワーかぬるめの入浴で清潔に保ちましょう(長湯は禁物です)お風呂場で滑らないように気を付けましょう。妊娠中は虫歯のリスクが高まりつわりなどの体調不良で歯磨きもおろそかになりがちなので食後は口をすすいだり、カテキン入りの緑茶で口内を清潔にしましょう。フッ素入りの歯磨き粉やキシリトール配合のガムも効果的です。
虫歯予防に効果的
フッ素入りの歯磨き粉やキシリトール配合のガムも効果的です。
睡眠とリラックス
無理は禁物、穏やかにすごそう
妊娠中は疲れやすくなるので、十分な睡眠や休息が必要です。睡眠時間は7~8時間とりましょう。母体に大きなストレスやショックを与えることは禁物です。妊婦がストレスを感じると赤ちゃんに十分な血液がいかなくなり栄養を送ることができなくなります。この状態が続くと胎児の発育が悪くなってしまいます。やさしい音楽を聴いたり、リラックスすることによって胎児も健全に成長していくことができます。
おすすめ
部屋を暗くして横になるだけでも、腎臓や子宮を流れる血流が増加し、体の休息がとれますよ。
辛いときは無理せずに休み、体調の良いときは適度に体を動かしストレスを貯めないようにしましょう